マスク



マスクってば水中眼鏡のことですね。


どういう基準で選んでいるのか、今回も結論からいってみましょう。





マスクは水が入ってこなければそれでよし。あとのデザインなんかはすべて好みの問題。





水の中でちゃんと視界が確保できればそれでいいと思います。


あとはデザインによって特徴があるので好みで選択すればいいんじゃないかと。




プールではともかく、海では視界が歪むようなマスクはやめたほうがいいと個人的には思っております。

「歪んでいるところは無視すればいい」とか・・・いや視界はできる限り広い方が安全だと思いますよ。

視界の隅にチラッと入ったおかげで見ることができたものも多いし。

危険の予測、という面でも視界の隅から入ってくる情報は意外とあなどれないものです。

やっぱり情報は少しでも多い方がいいと思いますよ。



そんな理由で僕は視界が広い1眼が好き。GULLのアビームって奴を使ってます。

ただ1眼はマスク自体が大きくなりがちなので、プールで泳ぐときにターンすると水の抵抗でマスクがずれます。

ということで、プールの時は2眼のできるだけコンパクトな奴を使ってます。


あとはゴムの色ですね。

クリアのシリコンは水面近くで太陽光が入ってくるとレンズの内側に背後からの光がチラチラと入ってきてわずらわしい。ファインダーとか覗いているとかなり気になります。

それに鼻水垂れると他人から丸見え。<ギャルが見てたら致命的。

なので僕はブラックシリコンがすきです。ブラックラバーは安いけどシリコンより硬いのでフィット感がいまいち。








で、本題。


水の入ってこないマスクってどんなやつか。これって結構むずかしい。


普通はどうやって選ぶものなんでしょ?


さて、ここに一冊のダイビング雑誌があります。パラパラっとめくってみましょう。

「マスクを選ぶときは顔に押し付けて軽く鼻から息を吸い、手を離しても落ちなければOK」

って・・・これだって落ちないぞ

↑これはプロテインを牛乳に混ぜるためのプラスティック容器。





見てのとおり、息を吸ったらだいたいのモノは顔に張り付くんですよ。

マスクとして市販されているもので顔に張り付かないモノがあったとしたら、それはプロテインの容器以下。


「顔に押し付けて軽く鼻から息を吸い・・・」という評価方法はあまりあてにならないということですね。










マスクを顔に着けたときに隙間ができやすいところといったら「こめかみ」と「鼻の下」

息を吸ったり押し付けたりしなくてもここがぴったりとしているマスクを選ぶのがいいのではないかと。



水が入ってくるからとストラップをギチギチに締め上げるとマスクが変形してしまうから逆効果ですよ。

フィットしているマスクはストラップをほとんど締めなくても顔に張り付いているもんです。

ストラップがきついと頭痛がしてくるしね。



で、こめかみに隙間ができる人はマスクの幅が大きすぎ。

女性用とかジュニア用とかで小さいのが出てるのでそっちを試してみて下さい。



鼻の下に隙間ができる人。マスクが小さいかも。

同じメーカーの製品はモデルが違ってもスカートの形状は共通であることが多いので、フィットしないときはいろんなメーカーのものを試してみてください。



下を向いていることが多い普通のダイビングではこめかみはともかく、鼻の下の隙間ってあまり気にならないことが多いです。鼻から息を吐けば水が出て行きますから。

でも、僕は水の中で上を向いて作業することがしばしばあるのでこの辺が結構気になります。

上向きでマスクに水が入ると鼻に入っちゃうし。

鼻に水が入ったままちょっとでも深いほうに落っこちちゃったりすると耳の中の空気が縮むから今度は耳管を通って中耳に水が入っていっちゃうし。

むちゃくちゃ痛いし。最悪中耳炎になっちゃうし。







そしてマスクの形が云々と言う前にチェックしておいて欲しいのが、マスクのつけ方。


ちゃんとマスクをつけてる人って意外と少ないものですよ。


髪の毛が入っているなんて初歩的なところからはじまって、左右にずれていたり、ねじれてついていたり。



さぁ、鏡をみてチェック、チェック!



ほお骨の一番出っ張ってるところがマスクの中に入ってますか?

マスクをつけるときにほお骨をマスクの中に入れるようにするだけで水の入り方がかなり違いますよ。

あとはストラップの位置。マスクがまっすぐ顔に押し付けられる向きに力がかかるようにストラップをつけましょう。

たしかに耳をはさむようにストラップをかけると痛いですが、僕はそのあたりがベストポジションなので、年中フードをかぶって対応しています。

フードの上からなら耳をはさんでもあまり痛くないのですよ、ハイ。








最後に日本水中映像・奥村カメラマンからのアドバイスをもってオチとしましょう。

スカートの裏側とかにカビが生えたマスクは目が痛くなることがあるからさっさと買い換えよう。

カビキラーが結構効くぞ。







なんか参考になるような。ならないような・・・ということであとは各自の健闘を祈る。 (^^ゞ


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